はじめに
今回は、2024年3月24日(日本時間)に行われたフランス対ドイツの親善試合にフォーカスします。
本記事では、得点シーンについて個人的に気になった点を主に解説していきます。
スターティングメンバー
4-3-3のフランスに対して、ドイツは4-2-3-1の布陣をしました。
得点シーン解説
〜1’
得点者:ヴィルツ(🇩🇪)
アシスト:トニ・クロース(🇩🇪)
開始早々の得点シーンについて、ヴィルツのミドルシュート技術の高さから生まれたゴールで間違いないですが、個人的に注目した点が2つあります。
①キックオフと同時にハヴァーツとムシアラが全速力で駆け上がったことによって、フランスのDFラインが全体的に下がり、DFとMFの間にスペースができたこと。
②ハヴァーツが斜め前に行く動きをしたことによって、クンデとパヴァールの意識がハヴァーツに移り、左レーンから中央レーンに侵入したヴィルツがフリーでボールを受けれたこと。
こう見ると、ハヴァーツのオフ・ザ・ボールの動きが得点に大きく関与していることが分かります。また、キックオフ直後にクロースが行った、相手MFを引きつけてからのターンも結果的にスペースを生み出す良いプレーになりました。
〜49′
得点者:カイ・ハヴァーツ(🇩🇪)
アシスト:ムシアラ(🇩🇪)
ムシアラの抜け出しから、ハヴァーツが押し込んだシーンです。落ち着いて決めたハヴァーツも素晴らしいですが、この前のヴィルツからムシアラにボールが渡ったシーンに注目しました。
①ムシアラが徐々にスピードを上げていき、DFラインを突破する瞬間、トップスピードに持っていったこと。そして、囲まれても落ち着いてボールを捌ける冷静さ。
②ムシアラの走りを見逃さず、ここしかないというタイミングで精度の高いパスを供給できるヴィルツの能力の高さ(視野の広さやパス精度)。
ヴィルツとムシアラに関しては、この二人は本当に20歳と21歳?と疑いたくなるような素晴らしいプレーを連発していました。
まとめ
今回は、2024年3月24日(日本時間)に行われたフランス対ドイツの親善試合の得点シーンの解説をしました。
・試合を支配している時間がドイツの方が長く、クロース復帰の大きさを実感。
・ムシアラとヴィルツの能力の高さ、可能性は異次元。
・一人で状況を変えられるエンバペ。
・フランスはエンバペやデンベレを中心にサイドからチャンスを幾度となく作り出したが、モノにできず。
また次の記事で。
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