はじめに
今回は、ユリエン・ティンバー（Jurrien Timber）について紹介します！
本記事では、彼のプレースタイルや長所、短所について詳しく解説していきます。
基本情報
| 出身地 | オランダのユトレヒト |
| 誕生日 | 2001年6月17日 |
| 身長 | 179cm |
| 体重 | 79kg |
| ポジション | DF |
| 利き足 | 右足 |
| 市場価値 | 63億円 |
キャリア
| 所属年 | クラブ | 出場数 | ゴール | アシスト | 評価点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年〜2021年 | ヤング・アヤックス🇳🇱 | 39 | 0 | 1 | 6.7 |
| 2019年〜2023年 | アヤックス🇳🇱 | 121 | 6 | 4 | 7.2 |
| 2023年〜 | アーセナル🏴 | 7 | 0 | 0 | 6.8 |
初期キャリア
ユリエン・ティンバーは、オランダのユトレヒトで生まれ、最初にDVSU、次にフェイエノールトのユースアカデミーに所属した。2014年にはアヤックスのアカデミーに移籍した。
アヤックス（2018-2023）
2020年3月7日、19歳でアヤックスのトップチームデビューを果たし、2021-22シーズンにはアヤックスのレギュラーセンターバックとして活躍。アヤックスでは121試合に出場し、エールディビジ2回（2021年、2022年）とKNVBカップ1回（2021年）を獲得した。
アーセナル（2023-）
2023年7月、アーセナルはユリエン・ティンバーをアヤックスから約€40Mで獲得した。アーセナルでのデビューは、2023-24シーズンのコミュニティ・シールドだったが、その直後のプレミアリーグ開幕戦でACL（前十字靭帯）を負傷し、長期離脱を余儀なくされた2024-25シーズンには復帰し、再びプレーを開始している。
オランダ代表
ティンバーは、オランダ代表として2021年6月にスコットランド戦でデビューした。2022年のFIFAワールドカップにも出場し、オランダがベスト8に進出した際の全試合に出場した。彼はオランダ代表のディフェンスラインで中心的な役割を果たしており、現在までに17キャップを獲得している。
プレースタイル
プレースタイル
・ユリエン・ティンバーは、センターバックやサイドバックとしてプレーできる多才なディフェンダーで、モダンな守備スタイルを持つ選手。彼はディフェンスラインでの冷静さとビルドアップ能力に優れ、特にボールを持っている際に非常に落ち着いており、正確なパスで攻撃を開始することが得意。また、スピードと俊敏性を活かして、1対1の状況でも相手を抑える能力に長けている。フィジカルの強さとポジショニングに加え、ボール奪取後に迅速に前方にパスを繋ぐスタイルが特徴的。
長所
・ドリブル：ティンバーはディフェンダーとして、非常に高いボールコントロールとドリブル能力を持っている。特にプレッシャーを受けた状況でも落ち着いてボールを運ぶことができ、相手のプレスをかいくぐって攻撃の起点となる。アヤックス時代から、ビルドアップの場面で自信を持ってボールを保持し、中盤に進出するシーンが多く見られる。
・パス：パス精度はティンバーのもう一つの強みである。ショートパスやロングパスを使い分け、ディフェンスラインからチャンスを作り出す能力に優れている。アヤックスでも重要なパス配給者として機能し、相手の守備ラインを破るパスを供給してきた。彼の視野と判断力は、プレッシャーのかかる場面でもチームを助ける。
・守備力とスピード：守備力も非常に高い。特に1対1の状況で相手フォワードに対して非常に強く、ボール奪取のタイミングが抜群。また、スピードもあるため、相手の速攻に対してカバーリングができ、相手の攻撃の勢いを止めることができる。この機動力のおかげで、サイドバックとしてもプレーが可能。
短所（改善すべき点）
・コンディションと怪我：ティンバーの課題の一つは、怪我による長期離脱。特にアーセナル移籍後、プレミアリーグデビュー直後にACL（前十字靭帯）の負傷により、長期間の離脱を余儀なくされた。復帰後にどれだけ以前のコンディションを取り戻せるかが今後の重要な課題。
・空中戦の強さ：ティンバーはフィジカルが強いものの、センターバックとしては身長（約179cm）がやや低いため、空中戦での競り合いにおいて不利になることがある。彼の強みは地上での守備やパスにあるため、空中での競り合いが求められる場面では課題となることが指摘されている。
エピソード
・彼には双子の兄弟であるクインテン・ティンバーがいる。クインテンもプロのサッカー選手で、二人はこれまで常に一緒にプレーしてきたが、ユリエンがアーセナルに移籍してからは初めて別々の国で生活することになった。それでも家族のつながりは強く、母親が二人の試合を観るために行き来するなど、家族全体で互いをサポートしている。
・ティンバー家はキリスト教徒であり、ユリエンはよく聖書の一節をソーシャルメディアに投稿して、自身の信仰を表している。家族の姓は本来「マドゥーロ」だが、過去の事情により母方の姓である「ティンバー」を名乗っている。
まとめ
今回は、ユリエン・ティンバー（Jurrien Timber）について紹介しました。
ユリエン・ティンバーは、現代のディフェンダーに必要なビルドアップ能力と守備力を兼ね備えた選手で、スピード、ドリブル、パスの正確さが特徴です。一方で、コンディションの維持や空中戦での強化が今後の課題として残されています。今後、怪我から復帰後にどのようにフィジカル面を強化し、さらにプレーの幅を広げられるかが、彼の成長のカギとなるでしょう。
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